2017.10.04

頭金の疑問!マンション購入いくら払うのがベスト?

マンションを購入する際にローンを組む方が大半ではないでしょうか。マンションの頭金について考えたとき、「早く返済して金銭的に楽にくらしたい」「月々の返済額を少なくしたい」と普通なら思いますよね。でも、長い人生において突然何が起きるかはわかりません。突然事故にあったり、親の介護が必要になったり、リストラや家族の病気など、万が一の事態が発生した時に手持ちの現金が全然なかったら…。考えるだけで不安になりますよね。

不安を感じたあなたに!マンションの頭金は現金をすべて出したほうがいいのか、借入額を増やすべきかの考え方を教えします。

頭金を支払うメリットは?

まずは頭金についておさらいしましょう。あなたはローンを組むとき、頭金は支払うものと頭金をなんとなく払っていませんか?理解しているかによって頭金を支払うメリットについてご説明します。

物件の選択肢が増える

物件の選択肢が増える
仮にあなたのローンの借入可能額が2500万円とします。頭金が0円の場合は2500万円までの物件しか購入できませんが、頭金を500万払うと、500万+2500万で3000万までの物件が購入できますね。このように、ローンの借入額は変わることはありませんが、頭金の金額が増えることで、総支払額が金額が増え、物件選びの選択肢が増えます。

利息が減る

利息が減る
同じ物件を購入する場合、頭金を支払って買う場合と、頭金0円で買う場合とでは、ローンの借入額に差が出ますね。ローンでの借入額が頭金を支払った場合に減るので、利息分の支払額も変わってきます。

頭金の割合で総支払額はどれくらい違うの?

頭金とは、物件を購入する際に支払う現金のことです。なので、頭金+借入額=総支払額という関係になります。ですので、頭金の割合が増えれば増えるほど利息分が減るため、総支払額を押さえることができます。
では実際にどれほど違うか見てみましょう。

例:2500万円の物件を購入

住宅ローンの条件はフラット35(金利0.78%)、返済年数は35年で計算しています。

・頭金0円 :月々の返済額¥68,265 総支払額¥28,671,399
・頭金10%:月々の返済額¥61,439 総支払額¥28,304,259
・頭金20%:月々の支払額¥54,612 総支払額¥27,937,119
・頭金30%:月々の支払額¥47,786 総支払額¥27,569,979

頭金が0円のときと、頭金の割合が30%のときでは月々で約2万円の差、総支払額では100万円の差が出ます。

手元に現金を残しておくのが吉?

ここまでを見ると、頭金はたくさん払ったほうがよさそうですね。では、手持ちの現金はほとんど頭金に回したほうがいいのでしょうか?答えはNoです。
仮に病気になって収入がほとんどなくなったという場合、手元にお金がないとローンの残債を支払うことができなくなってしまいます。場合によっては、せっかく買ったマイホームを手放してしまわなくてはいけなくなるかもしれません。

ましてや今は低金利の時代。親の世代が住宅を購入した高金利の時代とは違います。30年、40年前に住宅を購入した親御さんは、頭金をしっかり貯めてから住宅を購入すべきだ、頭金は多いに越したことがないというかもしれません。しかし、それは高金利の時の話です。今は、利息分を気にするよりも万が一の時に備えてある程度、手元に現金を残しておくことほうがリスクは少ないのです。

ポイントは急な事態に備えて手元にはいくら現金があれば対応できるかを検討し、その分だけは残しておくことです。
手元にお金を残す

ローンを借りるポイント|番外編

さて、ここまでは頭金についてお話してきましたが、ローンを借りる際に悩むことは頭金ではありません。ローンについて不安にならないようにおピントを解説していきます。

住宅ローンは家族を守っていてくれる。安心の団信保険!

ほとんどの住宅ローンには、団体信用生命保険という生命保険機能がついています。これは、債務者が死亡したり高度障害になったりした場合にその時点で残債がなくなるというものです。つまり、ローン返済期間中は、団体信用生命保険によって家族も守られていることになるのです。

借り入れ期間ってどうすればいい?

住宅ローンを組む際、悩むのが借入金額の他に借入期間をどうするかだと思います。もちろん短いに越したことはありませんが、その為に毎月の返済金額が過大になってしまうようなら、無理のない範囲で期間を少し延ばすことをお勧めします。ローンの金利が高い時であれば、金利負担も大きくなってしまいますが、現在のような低金利の時代ではそれほどの負担にはなりません。
住宅ローンは返済期間中、繰り上げ返済をすることで期間を短くすることはできますが、長くすることはできません。
万が一の事態に備えて、低金利の現在は少し長めに借りて、月々の支払いを少なくしておく方がよいでしょう。

繰り上げ返済っていつすべき?

住宅ローンを組む時、とりあえず最長の35年で組み、余裕が出たら繰り上げ返済をしようと考えている方が多いかと思います。
では、実際どのタイミングでどのくらい繰り上げ返済するのがよいのでしょう。
繰り上げ返済は返済期間を短くする方法と期間はそのままで月々の返済金額を少なくする方法の2つから選べます。
期間を短くすタイプの繰り上げ返済は、月々の支払額を少なくするタイプより総支払額が少なくなり、完済時期を早めたい人におすすめです。
一方、月々の返済額が厳しいなという方は月々の返済額を少なくするタイプがいいでしょう。
繰り上げ返済には手数料がかかる場合があるので、こまめに繰り上げ返済をするというよりは、ある程度まとまった金額が溜まり、内入れしても万が一の事態の時には対応できる金額を残して、繰り上げ返済するのがポイントです。また、住宅ローン減税で帰ってくるお金を返済に回すのもおすすめです。
何かあったときに現金が手元にあれば、対応の幅が広がります。低金利の今、長く多めに借りておいて、できる限り現金を手元に残し、無理のない範囲で繰り上げ返済を行っていくのが賢い返し方と言えるでしょう。
繰り上げ返済について考える

返済金額だけでなく、リスク対策もしながら手持ちの現金の使い方を考えよう

住宅ローンを組む時に、どうしても利息の部分がもったいないからと総支払額をどれだけ安くするかで、借入金額を決めてしまいがちですが、住宅ローンは夢のマイホームを早期に手に入れつつ、万が一の時に対応できる方法の一つです。万が一のリスクに対応できる金額として見た場合には利息分はもしかしたら安いのかもしれません。金利が高い時と、金利が低い時では得する借り方も違いますので、経済状況も見ながら自分に合った借り方を探しましょう。

仙台でマンション購入・リノベーションをお考えの方

いかがでしたか?ローンの頭金について説明してきました。頭金をいくら支払うかの参考になったでしょうか?
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